ガルバリウム鋼板の角波スパン張り(呼び方でKスパンともいいます)
この品物を何故メインとしているかは、
過酷な条件の外壁材として、耐久性に高~い信頼がおけるから。
詳しくはメーカーのHPを。
それはガルバリウム鋼板の素材の良さがそうであるし、
加えて雨水が入りにくい構造と施工方法になっているからです。

外壁材一枚の幅(働き)は15センチ程度。

左から張りはじめ
一枚板の右端はジョイントで嵌め合わせとなるようになっていますが、
この継ぎ目に釘を打って外壁材を固定します。
そして次の外壁材は釘を打った継ぎ目に被せるように嵌め合わせる。
外壁表面に釘が出ない納まりなので、外壁をつたう雨水は自然に下へ流れます。

キレイに張り終えています。
ガルバリウム鋼板と軒裏の木はデザイン、素材感と相性が良く
いい組合せだと思っています。

こちらはガレージのガルバリウム鋼板張り。
住宅と違い、表面から釘を打っています。外壁表面に釘頭があるので
外壁をつたう雨水が釘に載り、外壁を貫通して材の裏側に雨水が廻ることも。
雨水が外壁の裏側に侵入すると、木材が濡れ菌が付くなど
人や家に対して悪影響を及ぼすことも。
(コストバランスからガレージはこちらを採用)

換気パイプの廻りなどは、ハサミをいれて現場で加工します。
建物の耐久性を上げる要素として
採用しているガルバリウム鋼板のKスパン張り工法。
フラグシップの考えとして、素材の良さや、加工性、施工性、価格、デザイン
などさまざまな理由から使う部材を設定しています。
そのときに何が適切か?お客様に最適なものを提案できればいいなと
いつも考えています。

工事の進捗に合わせて、オーナーと現場打合せ。
ある程度工程が進むと、実際に現地を見ながら収納のサイズや
納まりを現場で決めて行きます。


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