設計提案するときに大切にしていることは、敷地を読んで場所に添う家になるようにすること

午前中は古民家をリノベーションして活用されるお客様へ、既存建物診断・調査の結果報告と設計コンセプトをプレゼンさせていただきました。まだまだ乗り越えなければならない課題はありますが、現段階でお伝えできることを共通認識として持つことができた時間となりました。

設計コンセプトを決める際に僕たちが大切にしていることは「敷地を読み、その場所に添う家になるように」を念頭に置いてプランニングするようにしています。

リノベーションの場合は既に敷地に建つ住宅があります。また納屋や車庫といった住宅以外の建物が建っている場合があることで、その存在を踏まえてプランを検討して行きます。

今ある家、樹木を場所に添う家になるように活かすこと。見える景色を楽しめる場所をデザインすることを僕たちは、敷地を読むことと表現しています。

例えば道路の位置、植えてある木のこと、窓の外に広がる山に田のこと、お隣のこと、電線の入り方のこと、現在どのように建物とそれぞれが関係をしていて、これから計画する建築や外構を行うことでより良い場所にどう変化させられるか。

変化させることは奇をてらうことでは決してありません。どちらかというと元の姿に戻すことで至ってシンプルな手法が多いです。建築当初に造った大工さんの想いに還る、戻すことは現代の暮らしに意外にも合っていることが多いのです。

建物は構造体を活かしシンプルにして、見える景色を取り込むために窓の場所を決める、見えたくないところは壁か外構で目隠しするなど。

敷地を読むことの方向性がお客様と共感できれば、間取りはもう決まったようなものかもしれませんね
20220213 (91)

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