雪庇(せっぴ)で雨樋が破損することがあります

立春が過ぎてからは少しずつ寒さが和らいできた感じで気持ちは穏やか。昨年同時期は積雪50センチありまだまだ冬真っ最中でしたが、残り2週間の積雪はどの程度で収まってくれるでしょうか。

積雪による雪の影響から建物に何らかの被害、損傷がたまに起こります。一番多い事例は雨樋の損傷、破損になります。

僕たちフラグシップはガルバリウム鋼板でできた雨樋を標準で使わせて頂いています。ガルバリウム鋼板は退色変色がほぼなく、紫外線劣化による破損の寿命が長く、メンテナンスサイクルが経済的なのと質感が良いことで気に入っています。

その雨樋も雪に押される形で変形してしまうことがこれまでありました。なぜそのような事が起きるかは、1雨樋を軒の端※ケラバより15センチ程度跳ね伸ばしている、2跳ね伸ばした樋に屋根雪が落ちるか雪庇が引っかかった重み、これらが原因と見ています。

しかし落雪、雪庇以外に屋根雪の積もり方、落雪スピード、風向き、温度と条件が揃うことで雨樋が破損するため、一棟全ての雨樋が該当すると言えないためなかなか難しい事例です。

壊れた雨樋は伸ばした長さを短く切り詰めて対応します。これで様子を見てもらい問題が更に起こるようであれば雪止めをつける対処でご提案させていただきます。

思わぬことに遭遇する自然の力と上手に付き合いながら設計して行きたいものです。

▼屋根からはみ出る雪庇が落ちると起こりやすい
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▼短く切り詰めて対応しています
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コメント

Re: 対応ありがとうございます

色々あるもので学ばせてもらっています

2023/02/09 (Thu) 16:55 | 橘泰一 #- | URL | 編集
対応ありがとうございます

上手く対応頂いたようでありがとうございます
このブログ、社内でも共有させていただきます

2023/02/09 (Thu) 14:11 | 雨のみち #zRtNiZt. | URL | 編集

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