一階と二階の壁の位置を揃えた耐震補強は素直でバランスがいい

築古の中古住宅でかなりの確率で見受けられる耐震性能に問題あるケースは、二階の壁直下に一階の壁がないことです。一階と二階の上下壁線が一致する割合のことを壁の直下率と言っています。

壁がないと独立化粧柱でない限り柱が立つことはなく、柱が無ければ筋交いも入らないため構造としては不安定な状態になりやすい。

それを補うため太い梁を入れて構造設計をしても筋交い、面材などの耐力壁となる壁が存在していなければ、強い揺れに対して抵抗できる耐震性能を備えた建物にはなりにくいです。

時代の変化で繰り返された増改築が主な原因から、二階の壁直下に一階の壁がない間取りへと途中段階で不安定な構造に変わってしまった家が相当な数であります。

築古住宅や大きな農家住宅は二階が載っている総二階建て部分と、それにくっつくように一階だけの下屋で構成される構造がほとんどで、ビンテージモデルハウスはその例として挙げられる建物です。

改修前のビンテージモデルハウスは応接室、寝室、前室は外周部に面した壁線とズレていることと、大きい所で2間スパンを飛ばした間取りになっていました。また建具が多く壁がないため筋交いはなく地震が起きれば即倒壊する危険そのものでした。

改修後は上下階の間仕切り壁線を揃えることを基本に、その足元は土台と基礎をアンカーボルトで緊結する設計で進めています。一・二階上下の間仕切り壁線を揃えた耐震補強は、建物全体のバランスが良く安定した構造へと改善できます。

▼水色は二階が載っているところ
20230131 頼成 (3)
20230131 頼成 (2)

▼外周部の壁線を揃えた
20230131 頼成 (1)

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