どんな家が建てられるかを即日で設計する道場 松本編

設計は繰り返し鍛錬することで身に付けられる 工務店の設計はいつも同じことを繰り返す 発明するような設計は工務店には求めていないしそもそも出来ない これらは師範秋山東一氏の言葉で、プレゼン後の講評として道場生は何回も聞いています。

今回142回目道場は松本市を商圏としている老舗工務店、小林創建で開催されました。信毎メディアガーデン、連合設計市ヶ谷事務所設計のモデルハウスをそれぞれ見学した後に課題敷地へ。

分譲地一区画に平屋で設計を行う主旨。南側には片流れ屋根3階建ての家があり北寄せに建てて日の入りを確保します。しかしなぜ隣家は3階建てなのか。これは建築主の要望であっても設計者は街並み、隣家配慮として拒否しても良いレベル。困ったものだ。

日当たりの良い南側にはLDKを配置したL型の外観。東棟は南へつき出すように且つ植栽をして3階建て隣家を視覚的に消しています。北側は隣地があるので水廻りと寝室にしました。

平屋は25坪以下が予算的に建てられる現実的な大きさで、これ以上は総工費高くつくため実現できる想定でプランニングしました。

秋山先生が講評として多く挙げられるのは「ワンルームのようにして後は設えていく」「間取りは時間に耐えられない」「枕元に窓は付けない眠りの妨げになる」「玄関は土間を広く、ホールはその次」「寝室と水廻りを近くに」(パンイチでも恥ずかしくない動線)

これらはプランニングのことでもっと先には「車の処理」「大きい木を植える場所」「拓くホープ、ネガティブを決める」があり、毎回その言葉を反芻しつつプランしています。

毎回先生はじめ道場生のプランを見ることはとても勉強になります。手と脳をフル回転させて3時間でA3用紙一枚に描く訓練は力がつく実感があります。いつも真剣勝負で拙い設計に講評して貰えるのは感謝です。

次回は7月、鹿児島です。

▼モデルハウスのワークスペースのサイズ感が良かった
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▼L型にした平屋で可能な限り北寄せにしている
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▼時間を取って松本城を観光も暑かった~
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