仕上げ材を葺き替えること以上に、屋根下地の状態を目視で確認して雨漏りで傷んでいる材を更新させることがリフォーム本来の目的でした。
屋根の劣化が激しく起こる場所は谷部分が一般的に多いです。実際にタルキ先端は雨で腐食していました。傷んでいる箇所は入れ替えるか追加を添えて補強させています。
野地板は全部を交換。構造用合板をタルキに留め付けて屋根の水平剛性を以前より向上させます。ここまで下地が出来ればルーフィングを敷きガルバリウム鋼板が葺けます。
新築であればこの屋根下地工程まで3~5日間で出来上がります。比較して石金の家ではここまで30日を要しました。日数の差が大きいなあと感じられるでしょう。新築、リフォームどちらがとかではなく根本的に構造を更新する場合はそれだけの工期が必要なのです。
「ここまで手を加えるのならいっそのこと建て替えた方が、、、」と聞こえてきそうです。しかし既存梁、柱はまだまだ使えるし、同等金額でこの延べ床面積と土地、庭は手に入らないです。
内装、設備更新リフォームのみでは住みやすくて健康な暮らしにはなりにくい。今あるものを現代の暮らしに合わせられる技術と知識が求められるリフォーム、リノベーション。今後の工程に注目ください。
▼屋根瓦を撤去

▼谷の板金に穴が開いていることは結構多い

▼タルキ先端が多少腐っているが変えるまでではない

▼青空が眩しい

▼1階屋根下地が終えている状態

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