砺波/平和町の家の階段は踏面が木の箱階段で、途中からがストリップ階段。そして手すりが鉄骨になり、つくり方と使う材料が2種類と造作ならではの階段で仕上げます。
一般的には数十年前より階段加工はプレカットが主流です。プレカット精度が高く品質にバラつきなく大工の技量に左右されにくくなった。それは熟練した大工以外が階段を組める仕組みになっていて、「階段を掛けられるようになれば一人前の大工」とは過去の言葉になってしまった。
ただフラグシップの階段はプレカットでは加工できません。それは無垢の木を使って階段を造作しているからになります。
プレカット階段材の基本は集成材かシート貼りです。無垢材を扱う建材店は全国でごく僅かで高価。集成材とシート貼りではなく、材料に無垢材を選択した時点で大工による手加工が必要で造作階段ができあがります。。
また家具や建具など階段と絡め合いながらつくることができ、床面積の小さな家や造作を得意とする工務店の殆どが階段を造作でつくっています。
造作階段は設計精度と大工、鉄骨工の技術が結集されてできあがります。単なる昇降装置の階段こそ空間の華で心躍る場所になるよういつも心掛けています。
▼側板に踏板の仕掛けをつくっている

▼4段目までは箱階段で上段はこれから造作

≪家づくり相談会のお知らせ≫

10月30日(金)~11月3日(火・祝)の5日間、築90年のビンテージハウスをリノベーションしたフラグシップ事務所にて開催します。気温がさがるようなら、薪ストーブを焚いて、コーヒーを淹れてお待ちしています。
参加を希望される場合は、お電話(0763-37-2551)または問合せフォームにてご予約ください。
フラグシップのホームページ
フラグシップへのお問い合わせ
住所 〒939-1431 富山県砺波市頼成322
電話 0763-37-2551(不在の場合は僕の携帯へ転送されます)
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