造作家具は施工図があってこそ出来上がる家具

造作家具はひとつとして同じものがなく、現場単位で施工図を起こす必要があります。毎回同じようにつくっているようでも微妙に異なる箇所があるため、一軒一軒かりかり描いて数十枚描きあげて行きます。

つくるのは大工がメインで、建具、塗装、タイル工が仕上げ、電気、設備が絡んで協働によって製作されます。いくつもの業種が絡む工事をまとめる役割が施工図になります。

家具寸法はお客様の身長によるものや、使い勝手によるものが大前提です。そして好みの仕上げ材などを組み合わせて完成させます。

また家具に使用する材料の一枚板の規格寸法を押さえておきます。例えばフリー板と言われる材料が、幅500ミリで長さ4200ミリの厚み20ミリ。この寸法を押さえた上でキャビネットの奥行や高さを検討していきます。

奥行600ミリの箱を造作するのに、幅500ミリの板だと足りない。幅接ぎをしたとすると割った残り板が幅400ミリの端材となります。それを別の棚板に使い回せるかどうか。という具合にお客様の状況、要望とは別に材料の選択をも検討して施工図を描きます。

駆け出しのころは材料の規格寸法を無視した設計で、端材を多く出しムダにして、大工さんには無理を要求していました。今では随分マシになったかと自負していますが、仲間の工務店の仕事を拝見する機会があると「そうでもないな」と改めています。

造作家具は施工図をしっかりと描けた証に出来上がるもの。まだまだ精進していきたい。
25家具図キッチン詳細図2(鳥飼邸)

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