下見板は1枚の幅が18センチで重ね代は3センチ取ります。実際に見える幅は15センチとなり、下側から一枚一枚を張り上げて丁寧に仕上げます。軒天と似ている施工手順です。
紫外線や雨水に晒される木は必ず収縮しますかあら、板には予め塗装をしています。収縮した場合に重ね代の素地が現れても見た目が損なわれません。理想は1回を張る前に塗り、張った後に2回目を塗るとキレイに仕上がります。
また一枚の板長さは4メートル。フラット面が4メートル以上あると必ず横継ぎ手が出ます。継ぎ手位置は連続させずに千鳥にするか、ランダムが基本になります。千鳥にすると材料に無駄がなく自然な仕上がりが期待できます。間違っても継ぎ手位置を合わせないことが基本です。
そして外壁の角、出隅をすっきりと納めるには板同士を千鳥にします。角に当て木をして小口を隠すやり方など様々な手法があります。出隅は設計士が考えるデザインの見どころになります。僕たちは今のところ千鳥が気に入っていますが、斜めとナナメが当たる角を難なく納める大工さんの技術はやっぱりスゴイ!
下見板張りは和であり洋であり、どのような外観の建物にも合います。同じように板を張っても塗装の色でその家の特徴が表れます。特に日が当たったときの陰影が綺麗で、何とも言えない感じに仕上がります。
下見板張りが気になる方は月末の現場見学会にお越しください。
▼下から一枚一枚を張りあげてくる

▼横継ぎ手位置を規則的な千鳥に配置する

▼出隅を千鳥に納める

▼7月のDIYスタジオオープンは以下の日程になります!
7/12(金)13(土)14(日)15(月)9:00~/14:00~
7/26(金)27(土)28(日)29(月)9:00~/14:00~
◇利用時間と料金
9:00~12:00/14:00~17:00
※12:00~14:00までは昼食とスタジオメンテナンスのために休憩をいただきます。
3時間:2,160円/1日:3,240円(いずれも消費税込)
◇利用方法
お電話またはメールにてご予約ください。ご予約の際に、希望の日時・人数・使いたい工具などお知らせください。
作業台、工具、消耗品(ビス、釘、サンドペーパー、ボンド、マスキングテープなど)は無料で使えます。材料はご自身で用意ください。スタジオ内にある端材は無料で自由にご利用いただけます。
◇ご予約・お問合せ
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