その感情から趣味的な要素が強く出た家は、地域の街並みと馴染まないようになってしまう。その代表に挙げられるのがカリフォルニアスタイル、アメリカンテイストといった、現在の流行に乗った家がそれに当たる。
ただカリフォルニアスタイル、アメリカンテイストがダメでなはい。
お客様、そして設計する側双方が本当にそのスタイルが好きなら建てていいです。問題なのは流行っているからと、時代を追ったようにつくることが良くない。その場合は表面を真似ていることが殆どで、カリフォルニア風、アメリカンテイスト風と、住まいという器の本質とズレてしまっているから、検討中の人は今一度冷静になってもらいたい。
感情優先で時代を追った流行りから家を建てると、歳を重ね20年経ったときに本当にそれで良かったのかとなるでしょう。本気で好きならならないでしょうが、かっこいい、可愛いという今の感情は必ず変わります。
家は個人の物ですが、少なくとも社会のものでもあります。自分の家だからなんでもいいとなってしまわないように、設計する側が長期的にきちんと見据えた提案をするべきだと考えています。
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