樋は雨水を流す役割があるだけに、軒先の樋は勾配を取るのが前提。勾配をつけた斜め部材が軒の水平線に取り付くのはちょっと気に入らない。冬は落雪で破損するくらいならない方がマシ。と考えていて軒樋を無しにしていました。
しかし雨は側溝に落ちるものの、それ以上に跳ね返りが多く外壁が汚れてしまう。テラスなどから出入りする際に軒からの雨で結構濡れてしまう。思い描いていたような状態にならなかったので結局雨樋を取り付けることにしました。
お客様へは耐久性と意匠性が高いガルバリウム鋼板の雨樋を提案しています。勿論ガルバでもOKなのですが、違うものを使って調子良ければ次の提案へ繋げる意味もあり銅樋を採用してみました。
内側が0.3ミリのステンレスで、外側は0.1ミリの銅を密着させたハイブリッド樋「サスク」。銅は酸性雨の影響で穴が空いて短いスパンで交換が必要な素材。しかし経年による美しさはとても感じが良く、日本家屋には相性が良い。それぞれの特徴を生かしたサスクはヴィンテージハウスにぴったりな材料です。
銅は経年による素材の色変化が楽しめる。今はピカピカな赤橙色ですが、褐色となりいつしか緑青になってくれるとぐっと雰囲気が出るのではないかなと楽しみです。
▼雨が通る内側は耐候性が高いステンレス鋼

▼ピカピカが落ち着いてくれると雰囲気出るだろうな

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