職人不足の原因をつくったのは我々業界の責任

造作ができる工務店、設計事務所、職人とはなんなのか?先日ある建具やさんと話す機会がありふと考えさせられた。

「どこの工務店や設計事務所でも、造作はできるものでしょう」と思われるお客様は普通だし、業界でも普通でした。それが効率やコスト削減、メーカーラインナップの充実が整い造作から既製品へと徐々に変わり、それに比例して造作が減り、当然仕事として携わらなくなり造作ができる工務店や設計事務所、職人が減った。

造作を単純に表現すればデザインを描き、設計図を描き、施工図を描き、加工して、組み立てることです。随分前は大工ひとりで全てを請け負っていたが、それが分業されて現在にいたっています。設計士、現場監督、職人の3者がそれぞれの役割をもってひとつのものづくりが完成していました。

その分業も既製品が多く流通するようになると、デザインすることが、モノをカタログから選ぶ仕事として普通になりました。コスパ、効率優先で既製品の選択が増えれば「造作でつくる」イメージが浮かばず、浮かばなければ考える力もつかない。

造作で、ものづくりが出来ないと起こる不都合はなにか?現場でものをつくれる「技術」が損なわれること。特にリフォームは専門的技術がないと難しくなる。構造や間取りに制限があるリフォーム工事では特に造作の技術が要ります。

お客様に既製品をススメ、職人や設計士、監督の知識と技術を減らした我々の仕事のやり方が現在と将来の問題になっていると、建具やさんとのやり取りで実感しました。

建築は「ものづくり」。人の手と血でつくるものだ。

▼階段を現場でつくる。つくれる大工も少ない
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▼砂利を洗い出す左官仕上げ。技術が必要な左官仕上のひとつです
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