改修工事に合わせて行う耐震補強工事〜筋交い編

ビンテージハウスR322の耐震補強工事は筋交いを入れる工程に入りました。壁量計算で偏心率が0.3以下で収まるように筋交いを配置します。

新築であれば0.15以下を基準にして筋交いの配置と本数を決めていますが、偏心率を求めすぎて筋交い量を減らすことはこの耐震改修のテーマに添わないので、偏心率0.3ギリギリとしています。

筋交いは土台と梁の掛かるところに取り付けています。元ある梁の真下に基礎と土台を新設して、土台〜梁間にタスキ筋交い若しくは片筋交いを入れて金物で留めて耐力壁を作ります。

また筋交いに力が作用すると柱に引き抜き力が加わり、土台から柱が抜けようとします。それを防ぐために決められた金物を柱と土台にビス留めして引き抜き力に抵抗させます。

新設した柱や土台は当然キレイな製材品で金物を留めるビスがしっかりと効いています。逆に既存の柱は元ある仕口や貫穴があってビスが思うように打ち込めないのは現場で頭を悩ませる一つでした。

筋交いを入れると同時に建物の傾き(立入り)を修正しています。

R322は2階の床がX方向は西側へ傾き、Y方向は南側へ傾いていてねじれた状態でした。基礎と土台と柱と家の足元が固定された段階で立入を見てチェーンブロックを使って引っ張って起こします。

屋根瓦が載った状態は家の荷重が重くて起きないかも!と大工さんと心配していました。結果は垂直に整えることに成功しました。

ここまでの工程ができれば耐震改修の半分が終わったものでちょっと安心です。残りは水平力を持たせる工事になります。

▼タスキ筋交いを土台〜梁間に取り付けます
20170907 (1)

▼梁側、筋交いプレートやコーナー金物を使って緊結する
20170908 (9)

▼土台側も梁側同様に金物を使って緊結する
20180831 (6)

▼筋交いを入れる前。新旧の基礎と土台が並ぶ箇所もある
20180831 (8)

▼チェーンブロックで引っ張り、傾いた家を垂直に戻します
20170828 (12)

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