壁際に設置しないコンロの使い勝手

自宅の設計はこれからお客様に対して提案できるかどうかの検討をするためチャレンジ設計をいくつか試みていますがキッチンのことを。

これまでコンロは火気使用と天ぷら油はねの危険、汚れが目立って掃除が大変など壁際に設計することを標準にしています。この何かと問題ありそうなコンロをダイニングテーブル兼用カウンター側へ大胆にもってくるプランを自宅に取り入れてみました。

何故かと言うと、
1、料理はコンロ側を向いていることが多くカウンターで出来上がりを待つ人に熱々を届けられること
2、2型タイプ(シンクとコンロのカウンターが分かれたタイプ)のシンクで洗い物をするときに外の景色を眺められるといい
このような理由でやってみて3か月経ったので良かったところまずいところの感想をいくつかご紹介します。

良かった点
1、IHコンロは油や煮炊きの跳ねがガスより圧倒的に小さくカウンター側で待つ人に跳ねる危険がなくコンロ廻りの汚れが少ない。
2、カウンターに座る人との会話がスムーズだし作りながら食べる楽しみが増える。
3、洗い物は景色を見ながら清々しい気持ちになれる(特に朝)
要検討したい点
1、換気扇が独立しているため換気不足となり匂いが気になる。排気は壁に沿って換気されるので壁がないと上手く吸わない。排気効率が悪くなる。
2、部屋の中心に換気扇があるので空間デザインが難しい。

勝手から検討するとIHコンロだから成立する要素は多いです。換気不足は長く換気扇を回せばOKだけど長い排気時間は室温まで下げるので同時給排気タイプが必須。

キッチンの設計はお客様の使い方や見せ方などどこに重点を置くかで変わってきますが、こんな手法もあるので是非参考にしてみてください。

▼出てくる料理を待つとこんな感じ


▼レンジフードがど~んとある。綺麗な状態維持は必須だね
シンク前に窓を取って洗い物をしながらちらちらと風景を楽しむ


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