概ね1坪~0.75坪にすることが多いけれど、
1坪が広いか狭いかと言えば恐らく狭いかもしれない。
比較的小さな家が多く玄関をどんと広く取れば
居住スペースをくうのでこれくらいで納めるようにします。
床面積よりも視線の向きや人の感覚的に狭さを感じないほうが
窮屈さがないと考えているので、どうすればその問題を解決している
のかをご紹介します。
ひとつは
カウンター式の下足入れを玄関内に設置しない。
どうしても狭くなるのでなるべく置かないで
ウォークインクローゼットを繋げる手法にしています。
そしてもうひとつが
上り框の向きに少し工夫を入れる。
土間と床との段差になる部分に上り框を入れますが
玄関戸(ドア)と平行もしくは直交させないで斜にするようにしています。
そうすると奥に目線が誘導され視覚的に動線が動きます。
框の位置をほんの少しだけ引いたり出したりすることが
意外と効くようで面白いです。
間取りを決めるときの参考に是非してください。
▼引いた側に靴を並べると納まりがいい

▼ウォークインクローゼットへ視線が伸びて
土間続きに奥行感を感じる

▼左側に引いた框が動線を引き込む

▼同じ家の玄関をヨコから見ると
框が室内側に引いているのが分かる

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