現代の家では当たり前になっている断熱工法。
断熱気密性能を高くすれば、外気の影響を受けにくくなり、
クーラーや暖房機の効きが良くなることは今では常識と言われている。
築40年の自宅は、以前リフォームした1階一部を除き
天井や壁、床すべてにおいてが無断熱。(断熱材が入っていないことをいう)
窓は気密性が低い引違い窓で、アルミ枠の1枚ガラス。
夏暑くて冬寒く、結露は頻繁で灯油代が半端なくかかる大変な部屋でした。
そこを快適で省エネの空間に変え、暮らしをエンジョイできる。
そんな部屋を目指して断熱リフォームしています。
真壁工法の無断熱の家。
2階の部屋をどんな工法で断熱リフォームをしたのか一部紹介します。
▼断熱平面区画
2階のどの範囲を断熱するかを設定します。赤線内側が改修部分。

▼天井断熱
天井裏はこんな感じで無断熱

▼一部既存天井は撤去せずに、下側に下地を組んで断熱材をいれる

▼充てんができた

▼床断熱
既存床の上にフリーフロアー下地を組んでジャッキで床高さを微調整する

▼断熱材の幅に合わせて床下地を並べて打ち付ける

▼断熱材を敷き込む

▼壁断熱
左官壁を解体せずに室内側に下地を組んでいる

▼断熱材をはめ込む

▼全てのヶ所に断熱材が入った状態

リフォームの場合は既存の屋根や壁床をどこまで解体するかで、改修の内容とコストは
大きく変わってきます。
逆を言えば、既存をどれくらいの断熱性能に引き上げるかでコストは変わります。
断熱性能はヒトの感覚ではなく、数値を出して検討します。
自宅の快適具合と光熱費は実際どれくらいになるかな。楽しみだ~!


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