こちらは工事途中の大工さんが造作した洗面化粧台。
下地は安価で丈夫な合板で形成して、見えてくる部分は杉を使う。
向かって右は歯ブラシなどを置いておく棚。
仕上がるとこうなる。ステキでしょう!
機能的で清潔感あるタイルが化粧台にアクセントをつけてくれる。
シンクはビッグサイズで、植木鉢の水あげが容易。ワイシャツの衿袖にプレケアする際や
子どもの内履きだって難なく洗えます。
造作は家具サイズを現場で決定できるポイントが大きなメリット。
化粧台向かって左に入り口戸の枠がありますが
枠にぴったりとつき、壁幅いっぱいに出来ているのがお分かりですね。
仕上がると一見わかりづらいところですが、
「なんとも思わなく、スムーズに使える。気にも留めない」と思うことが一番いいことです。
「ああ、なんでこうなっている?」と疑問や不満があれば、そこばかり気になってしまう。
既製品にはないオリジナリティが出せる反面、
寸法や素材の組み合わせなど細かい点を押えておかないと、返って不満の多い
造作になってしまう。
そこは気をつけて設計し施工する必要があります。
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