古い家の風情や情緒を現代に引き継ぎつつ、歴史ある現代の家を僕たちはご提案していきたい

5日に発生した能登沖の地震は珠洲市で最大震度6強とニュースがありました。みなさまの住まれている地域又は連休でお出かけされていた場所で遭遇した揺れだったのではないでしょうか。いつまで揺れが続くのだろう、次は一体いつ揺れが襲ってくるだろう、メンタル面が一番弱ってしまうのが地震の恐ろしいところです。家族、友人、地域と協力しながら声を掛け合い、励まし合うことでメンタルを維持する。大切にしたいですね。地震によ...続きを読む >

一階と二階の壁の位置を揃えた耐震補強は素直でバランスがいい

築古の中古住宅でかなりの確率で見受けられる耐震性能に問題あるケースは、二階の壁直下に一階の壁がないことです。一階と二階の上下壁線が一致する割合のことを壁の直下率と言っています。壁がないと独立化粧柱でない限り柱が立つことはなく、柱が無ければ筋交いも入らないため構造としては不安定な状態になりやすい。それを補うため太い梁を入れて構造設計をしても筋交い、面材などの耐力壁となる壁が存在していなければ、強い揺...続きを読む >

中古住宅購入を検討されている方は、ぜひ耐震補強工事を行って欲しい

建築基準法が制定される昭和25年以前の古民家、新耐震基準法以前の建物、品確法以前の建物とその年代別で異なる耐震性能。阪神淡路大震災からは17日で28年が経ちました。その都度制定される基準以前から建っている古民家、中古住宅はそのときOKで良く、今の建築基準法耐震性能に合っていなくても現状のままで住むことは問題になりません。ただ問題になるのは地震が起きたときです。地震が原因で建物が倒壊することで人の命が奪われ...続きを読む >

床の水平を合わせるリフォームは既存床を解体することから始めます

築古中古住宅は100パーセントの確率で建物は傾いています。柱壁の垂直に床の水平と一定以上傾きがあると歩行や家具を置く際には支障が出てきます。床の場合1階は基礎。2階は梁か床タルキの傾きによるものが殆どになります。基礎の高さが違う傾きは修正が難しく、1階は大引きと床タルキで水平を修正していきます。土台は基礎とアンカーボルトで緊結させるため既存高さに合わせることが前提。傾いていてもそのまま成り行きで設置しま...続きを読む >

耐震診断をして倒壊しないことを確認する

リフォーム工事をする目的は何ですか。耐震ですか。省エネですか。家事動線を整えることですか。いずれもリフォームをすることで現状以上の価値を求めるために予算を掛けて行います。予算、家族間意見などの都合でフルリフォームは難しい。だから今回は省エネと暑さ寒さを解決し自然素材で仕上げ、空気も肌も心地よい家にしよう。このように耐震補強へ予算を回せる家はなかなかありません。リフォームで難しいのは耐震性能を高める...続きを読む >