仕上げの変化を受け止めてご説明できるような設計者でありたい

家づくりで使用しています仕上げ材を自然素材でつくること、職人の手仕事でつくることをご提案させて頂く理由として、住むお客様、使う方々にとって気持ちが良いなと感じて貰えると信じているからです。左官やさんの手仕事による土間の仕上げ方にモルタル塗りがあります。最近は玄関をモルタルで仕上げてプレーンなデザインとする設計をいくつか行って来ています。ビンテージモデルハウスの入り口は灰墨入りモルタルで仕上げている...続きを読む >

中村好文さんデザインのペンダントライトで愛らしい食卓をつくる

種類がとても豊富にある照明はどれを選択するか大変悩むことが多いです。ただ家じゅうにある照明を選ぶことに悩むのではなく、ここの照明は大切にしたいキメの場所はほんの一カ所か二か所に限定されます。特にダイニングテーブルに合わせて選択するペンダントライトがそれに当たります。選ぶ際に僕たちが気をつけているのは、主張し過ぎない、選ばれるテーブルに合うもの、お客様のキャラクターに合うもの、内装全体の雰囲気に合う...続きを読む >

使う素材を厳選して質を高めていく

家づくりで使用する素材、材料にはとてもたくさんの種類があります。例えば屋根には瓦がありガルバリウム鋼板がありスレート板があります。床材だと杉があり桧がありウォールナットがあり合板があります。照明、タオル掛け、食器洗い乾燥機など挙げるとキリがなくなってしまいます。しかし豊富にある素材、材料にはひとつひとつに、つくられている背景、生産者・デザイナー・制作の想い、歴史などがあります。そして僕たちのフィル...続きを読む >

キッチンを検討するときに悩むごみ箱問題を解決する

キッチンを考えたときに出てくるごみ箱をどのようにするか問題。キッチンレイアウトに対してどこにごみ箱を置くのか、置く数はどうするか、いつまで置くのか、そもそも置かないのか。家族構成、ライフスタイル、ごみの価値観とごみとごみ箱は、みなさん考え方それぞれ持たれていて設計するこちら側としても多く学ばせてもらうことがあります。フラグシップでは流しの下にごみ箱を置けるようスペースを取る事がほとんどです。限られ...続きを読む >

小さな家は電気料金などのランニングコストに貢献してくれます

先日丸山の家のオーナーとお話をしていただいていたときに、今後値上げする電気料金のことに大変関心を寄せられていました。ご友人の家では月に3万円を超えていると聞いて来られたようで、我が家の請求が一体いくらで届くのかを心配してのお話でした。しかし実際には2万円弱とご友人宅と比較しても約半分。暖房が薪ストーブであり単純比較が難しいものの、差し引いてもやはり抑えられた結果のようでした。その差をオーナーご自身...続きを読む >

玄関ポーチを深めにとる軒があると気分を切り替える準備ができる

朝に出掛ける、夕方夜に帰って来たときに必ず通るのが玄関。玄関にはドアを境に内側と外側があり外側のことを玄関ポーチと呼んでいます。ポーチの役割はとても明確で出るとき入るときの気分を切り替える場所になります。ポーチは屋外になるのですから雨や風、雪の影響をたくさん受けます。その影響を限りなく小さく済ませてくれるのが軒や袖壁になります。軒はポーチを覆うほど大きく掛かっていて、袖壁は風向きを考慮した位置にあ...続きを読む >