
古い家の風情や情緒を現代に引き継ぎつつ、歴史ある現代の家を僕たちはご提案していきたい
2023/05/10 (Wed) 21:00
5日に発生した能登沖の地震は珠洲市で最大震度6強とニュースがありました。みなさまの住まれている地域又は連休でお出かけされていた場所で遭遇した揺れだったのではないでしょうか。いつまで揺れが続くのだろう、次は一体いつ揺れが襲ってくるだろう、メンタル面が一番弱ってしまうのが地震の恐ろしいところです。家族、友人、地域と協力しながら声を掛け合い、励まし合うことでメンタルを維持する。大切にしたいですね。地震によ...続きを読む >

住宅を診て治す、住宅の調査診断から改修を行う住宅医になるために
2023/02/20 (Mon) 21:00
住宅医の講義が18日より始まりオンラインで受講いたしました。住宅医とは既存※ストック木造住宅の調査、診断、改修設計、施工、維持管理の知識と技術をもつスペシャリストのことです。ストック住宅を調査診断して適切な改修を行い、健全な状態に治した住環境を提供できる建築士を育成するスクール。修了したのち実際に改修実務を行うことで住宅医に認定となります。ストック住宅は耐震性能の不足、メンテナンス不足による劣化、エ...続きを読む >

中古リノベーションの時代に応えられる設計施工工務店の在り方
2023/02/16 (Thu) 21:00
先日昭和30年代に建築された住宅の現況図を作成するにあたり二人で測量を行ってきました。とても寒く厳しい日でしたがこれまで営まれてきた家の歴史に感謝しつつ調査を行いました。現況図は巻き尺やレーザー距離計の道具を使って柱壁の長さ、基礎屋根の高さを測定してまわります。測定自体はアナログ手法で行い、家が大きいと半日では完了しません。今回も屋外に雪もあったことで二日間に分けての測量となりました。1989年平成元年...続きを読む >

問題を抱えている中古住宅リノベーションは減築で解決できる
2023/01/23 (Mon) 21:00
富山県、とりわけ僕たちがお手伝いすることの多い呉西地域の、築古中古住宅は建物の面積がとてつもなく大きいです。かなりの頻度で同じことをお伝えしていて「また」と言われてもおかしくありませんが現実そうなのですから。大きい理由は中古住宅が元農家さんの住まいであること、三世代で住むことが前提だったこと、広い敷地で大きな家を建てられる土地があったこと、建物の大きさが家の象徴、様々な歴史があり当時はそれで良かっ...続きを読む >

ゾーン断熱とは一体どういった設計のことなのか
2023/01/18 (Wed) 21:00
減築の「居住面積を限定する」手法の断熱気密する範囲を決めるゾーン断熱とは一体なんのことを言っているのか。新築では建物の外周部に断熱材を入れて外気の影響を受けないようにしてあるのが基本的な設計です。対して減築では建物の外周部より室内側に入った位置に断熱材を入れる断熱気密ラインをつくるようになります。一見外周部に必ず、断熱材を入れなくて良いの?高性能サッシを外壁に取り付けなくて大丈夫なの?と疑問に思わ...続きを読む >

中古住宅リノベーション問題を解決できる有効な手段は減築
2023/01/17 (Tue) 21:00
富山の中古住宅を買ってリノベして住むことに一番ハードルがあるのは、建物の面積がとてつもなく大きいことがあります。面積でいうと70から100坪と現在の新築では考えられないような大きさと、付属して納屋と屋敷林がついてくる物件はかなり多いです。面積が大きいことで起こるハードルはリノベーションする工事範囲が広いこと。広い工事範囲に伴うのは費用で、仮に家全体を現在の新築性能相当にリノベーションすると70坪でざっく...続きを読む >