元々あるものは活かして劇的な変化を付けないリフォーム計画

僕がリフォームを計画する上で考え方の基本としているのが、「元々あるものは活かして劇的な変化を付けないこと」にしています。

例えば窓。大きさと位置は元々そこに窓があったところに付けること。また柱、梁、基礎の構造の要となる部位はむやみに移動や撤去をやらずにできるよう計画します。

特に構造は無視できないので木構造の組み方を見ます。無理をした設計をしてしまうと、表面はキレイに仕上がっている反面壁や天井裏で起こっている不安定な状態が見えず実際不安なもの。

また新たに窓を設置する場合は壁をくり抜くことになり壁量が減ります。それを補うよう別に壁量をバランス良く増やせればOKですが、むやみやたらに開口するには注意が必要です。

ビンテージハウスR322のように壁など一切なく建具で仕切られていると逆に補強をしやすいですが、築浅でリフォームする場合は、元々あるものは活かして劇的な変化を付けないことのテーマがとても重要になる。

構造的に関係のないものでも、昔の間取りが想像できる柱や窓が残っているとなかなか面白いものです。以前からの住まいをリフォームしたお客様であれば「あれがこうなったのか~」って感想は誰もが思うところ。柱一本でも思い出ありますからね。

▼元々あった柱を背にしてTVウォールを造作した
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