古建具をリペアして再利用する

ヴィンテージハウスR322の建具は元古家にあった建具をメインに再利用しています。

古建具を使う場合に考えていることは、もとの表情を変えずにそのまま使うこと。リメイクすると現況より表情が変わり過ぎて、再利用する価値が薄くなる。新しい価値を付け加えるより、もとあった健全な状態にリペアして使った方がそのもの単体の価値が維持できそうだからです。

昭和40年くらい以前の一般的な民家で使われている建具は、大体が木で作られています。木の素材は高価な材料ではなく、杉、ヒバが殆ど。外部建具はそれらの材種に追加してケヤキやヒノキが使われています。無垢の木は削ればまだまだ使えるし、杉やヒバなど現在でも材料として多く流通していて直せる。

また長い年月が経っていると木が相当乾燥していて、反りや収縮などの狂いがなく、新しく準備する材料以上に建てつけの調整がしやすい建具。

ただ古建具の高さは1760ミリ程度と現在の2000ミリや2200ミリと比較すると内法はかなり低い。幅は大壁で再利用すると逆に大きすぎてしまいます。それありきの寸法をどう活かすのか、変更させるのかは設計コンセプト次第。

元の家の何かを継承することは、それまでの歴史に対して敬意を払える。建具に限りませんが使えるものは是非使いたい。しかし使うことばかりが前提だと、デザインやコンセプトに合わず、ちぐはぐになるならやめた方がいい。古建具のリペアは新しくつくるよりコストもかかりますからね。

リフォームは新築以上に古建具の再利用が似合うので、リフォームを検討されている人は検討してみてください。

▼外部側に再利用した格子付き建具
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▼元々この家に付いていたかのような雰囲気を出す意図があった
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▼納屋に放置されていた戸を出入口に設置
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▼上部の格子はまだまだ現役でイケます
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▼民家で良くある帯戸。下框を嵩上げしている
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